こんにちは。キャンプエンジョイセンターのコアラ所長です。
今日は、子連れキャンプ初心者がキャンプに行くときの持ち物について紹介します。これだけあれば大丈夫というものをリスト化してピックアップしました。
この記事ではキャンプ初心者が、キャンプに持っていく荷物のお悩みを解決します!
ファミリーキャンプに行くときのチェックリスト
キャンプ初心者がキャンプに行くときのチェックリストです。今回は、車を利用してのファミリーキャンプを想定してご紹介します。また、季節は初心者向けの春から秋にかけての温暖な季節とします。冬になると寒さ対策が別途必要になります。父子キャンプ、母子キャンプの方にも参考になると思います。
必需品とあったら便利なものに分けて紹介します。
キャンプの持ち物リスト(必需品とあったら便利なもの)
すでにお持ちのものもあれば、ないものもあるかもしれません。
すべて購入するのもコストがかかりますので、なるべく家にあるものや100均を活用しつつ、必要なものを買い足しましょう。キャンプに何回か行ったら、それぞれの家庭で必要なものやこだわるものが見えてくると思います。
キャンプ持ち物【必需品】
テント
テントといっても種類は様々です。大きくは下記のとおりです。
- ドーム型テント
- 大型ワンフロアテント(複数ポール)
- 2ルーム型テント
- ワンポールテント など
ドーム型テントは、使いやすさと居住性のバランスが取れています。定員は、3から5人程度のものが主流です。
全員が横になっても、座っても広さは十分な余裕があります。ただし、高さについては後述します2ルーム型テントや大型ワンフロアテントの方が余裕があります。
重量は、5kgから10kg程度。収納時は直径20から30センチメートル、長さ50から70cm程度の大きさになります。
色々な製品がありますが、おすすめは名の通ったメーカーのベーシックなタイプです。また、タープと組み合わせて使うタイプもあります。
構造はシンプルで、設営、撤収がラクで、価格は手ごろです。
大型ワンフロアテントは、大型で設営や撤収に時間がかかるものが多く、大人数や長期滞在向きといえます。
苦労する分、テント内は大変広く、テントによっては子供が中で走り回れるくらいの大きさのものもあります。
重量は、20kg超、収納時は、直径40センチメートル弱、長さ80センチメール程度の大きさになります。
こちらもいろいろな製品がありますが、おすすめは、コアラ家でも使用しているタケノコテント2です。
構造は、1ポール+複数ポールで設営、撤収はなれれば手順は簡単ですが、時間がかかり重いため取り回しは大変です。
2ルーム型テントは、かまぼこ型の長いシェルタータイプにインナーテントを吊り下げて使うタイプや寝室用とリビング用の二つのテントが合体したようなタイプがあります。
こちらも、テント内は広く天井も高い場合が多いです。
かまぼこ型のタイプは、インナーテントを使わないとき、日よけシェルターとして使うことも可能です。
重量は、対応人数4人で15kg~20kg程度。もっと大型のタイプもあります。
収納バッグサイズは、直径35センチメートル幅、長さ80センチメートル程度の大きさです。
その他、三角屋根のワンポールテントなどがあります。その名の通り、支柱が1本だけなので設営がラクです。
対応人数5人で5kg程度、収納バッグサイズは、幅20センチメートル、長さ60センチメートル程度です。
ポールの数が圧倒的に少ないので、重量は軽く収納サイズも大変コンパクトです。雰囲気も素敵です。
コアラ所長は、大型ワンフロアテントとかまぼこ型2ルーム型テントを使っていますが、どちらも居住性は高いです。
反面、設営は苦労します。どれを選ぶかは、正直好みによります。
ただし、2ルーム型テント以外は、夏の強い日差し対策で別途タープが必要になります。
グランドシート
- テントの床面と地面との間に敷くシート
- ない場合は、厚めの遮水性シートで代用
テントの床面と地面との間に敷くシートです。テントとセットか、別売りで用意されています。そして、意外と高いです。
ない場合は、厚めの遮水性シートで代用できます。テントより小さく切るか、折って使用します。コアラ家では、低価格でしっかりしているユタカシートを愛用しています。
タープ
- 強い日差しと夜露を避けるシート
- ドーム型やワンルーム型テントの方は必要
強い日差しと夜露を避けるシートです。
2ルームテントの場合は、リビングがタープ代わりに使用できますが、ドーム型やワンルーム型テントの方は必要になります。
慣れるまでは、設営にコツが必要なのと、種類によっては場所をとるものもあります。
また、タープに蚊帳(かや)の機能をあわせもったメッシュタイプもあります。
コアラ家は、4本足のタープテント、いわゆる運動会のテントっぽいやつを使用しています。遮光性が高いものでオプションで壁も設置できるタイプです。
遮光性が高いと真夏の日差し対策に効果抜群です。壁があると、風よけ効果も期待できます。
寝袋(スリーピングバッグ)
- マミー型(ミイラ型) → 暖かい空気が逃げにくい
- レクタングラー型(封筒型) → 布団に近い感覚。初心者はこちらの化繊をおすすめ
寝袋は、シュラフともいいます。マミー型(ミイラ型)とレクタングラー型(封筒型)があります。
マミー型は体のラインに沿った形をしており、暖かい空気が逃げにくいのが特徴です。
レクタングラー型は布団に近い感覚で寝ることができ、子どもや初心者にも違和感が小さいでしょう。ただし、収納時は大きくかさばり、重めです。
中綿は、ダウンと化繊綿があります。
同じ重量ならダウンのほうが保温性が高くコンパクトになりますが、濡れるとほとんど使い物になりません。価格も高めです。
一方、化繊綿は湿気ってもそこそこの保温力があり、汚れたら丸洗いできるなど気軽に使えるメリットがあります。
正直、暖かい時期のオートキャンプだけなら、安価な化繊綿の封筒型で十分です。
コアラ家も、暖かいタイプと、真夏用の涼しいタイプの化繊を使用しています。
夏に標高が低くそこまで寒さ対策を必要としないキャンプ場であれば、家にあるタオルケットを持っていくのも手です。
マット
- 銀マット
- 高品質の発泡ウレタン製マット
- インフレータブルマット ← 初心者におすすめ
- エアーベッド ← 快適な睡眠を重視するならおすすめ
地面のでこぼこを遮り、安眠を得るための必需品です。
マットは銀マットと呼ばれる安価なウレタン製、高品質の発泡ウレタン製、空気を注入するタイプのインフレータブルマットやエアーベッドなどがあります。
基本的に暖かく寝心地がよいほど、価格は高めです。
厚く大きなものほど快適になりますが、収納サイズも比例して大きくなります。車の積載などを考慮して選びましょう。
コアラ家では、最初はアマゾンで購入したインフレータブルマットを使用しており、最近はコストコで購入したエアーベッドセミダブル×2を使用しております。空気を入れるのが時間がかかりますが、寝心地は快適です。
テーブルとチェア
- ローテーブルが主流
- 小さい子のお世話などで立ち上がることが多い場合はハイテーブルの方がラク
- チェアはテーブルの高さにそろえる。(またはその逆)
最近は座った時の目線が低いローテーブルが主流になりつつありますが、好みで選びましょう。
正直ファミリーキャンプですと、ゆっくりまったり過ごす時間は本当に限られるため、腰かけて優雅にコーヒーを飲む時間はなかなかとれません。
小さい子のお世話などで立ち上がることが多い場合は、ハイテーブルの方がラクかもしれません(汗)
チェアは、テーブルの高さにあわせて選びましょう。反対にチェアにあわせてテーブルを選ぶのも可です。
コアラ家は、ウッドのローテーブルに背もたれが高く座った時の目線が低いハイバックのローチェアを使用しています。
照明器具(ランタン)
- LEDが主流
- メインとサブが必要
最近のランタンは、LEDが主流になります。ファミリーキャンプの場合は、子どもが取り扱うことも考えるとLEDの方が安全性は高いです。
炎のゆらぎがキャンプサイトにもたらす雰囲気は格別です。こだわるなら、ガスやオイルのランタンを使用しましょう。
リビング用にメインのランタンを使用し、トイレや作業用に持ち出せるようサブのランタンも用意しましょう。
コアラ家は、オイルランタンを雰囲気が最高なので追加購入しました。
そして、安全性とコストパフォーマンスで選んだLEDランタンを、メイン1個とサブ2個から3個を複数併用して使用しています。
ペグハンマー
- アウトドアメーカーのハンマーは使いやすい
- 工作用のハンマーでも大丈夫
テントを設営するときに必要です。アウトドアメーカーのペグハンマーは、ヘッド部が重く打ち込みやすい形状になっており、使いやすいです。
初心者の方で、そこまで費用をかけたくなければ、打ち込むことができて、ペグを抜くことができる形状であれば、工作用のハンマーなどでも事足ります。
焚き火台
- 焚き火するなら用意する
- 直火は禁止のキャンプ場が多い
- バーベキュー併用タイプや焚き火料理できるタイプがおすすめ
キャンプといえば焚き火です。子どもも好きです。ほとんどのキャンプ場は直火NGのため、焚き火台を持っていきましょう。
バーベキューコンロとの併用型や焚き火料理できるタイプがおすすめです。
火ばさみ
- 焚き火やBBQをするなら必須
焚き火をするとき、BBQをするときは必須です。用意しましょう。
薪、炭
- 薪は焚き火用に必須
- 炭はバーベキュー用に
- キャンプ場のの売店でも調達できる
焚き火用に必須です。現地の売店でも調達できます。
チャッカマン、ライター
火起こしに使いましょう。
ガストーチ
ガストーチとは、アウトドアでの火おこしや調理器具などに幅広く利用されるアイテムです。ガス缶を接続して使います。炙り料理にも使えます。
風が強いときや、薪や炭が湿気があり火が付きにくいときにかなり重宝します。コアラ家では、なくてはならないものの一つです。便利です。
軍手、グローブ
軍手やグローブは、火傷するため手で触れられないときや荷物運搬用など使う場面があります。熱対策には皮手袋、運搬用にはゴムの滑り止め付軍手がおすすめです。
食材、飲み物、調味料
保冷するものと、常温で持っていくものと分けて準備しましょう。保冷するものは、クーラーボックスにて運搬します。
キャンプ場周辺でスーパーがあれば、チェックイン前に購入もできます。意外と忘れてしまいがちなのが、調味料です。焼肉のたれや塩コショウ、しょうゆ、ソース、マヨネーズなど用意しましょう。
コアラ家は、飲み物は持参し、食材は現地調達することが多いです。
調理用のコンロ
コンパクトなのはボンベに直接取り付ける一体型ですが、安定感が高く大きな鍋でも使いやすいのはセパレート型です。
料理に凝りたいときは、ツーバーナーと呼ばれるゴトク(五徳)が二つならんだ大型のタイプもあります。
燃料は、ホワイトガソリンやアルコール、固形燃料を使うタイプがあります。取り扱いやメンテナンスを考えるとガスがいいでしょう。
ちなみに、ガス缶はアウトドア用のOB缶、100均でも売っている家庭用のCB缶があります。自分の所有するガスコンロに合わせて購入しましょう。
コアラ家は、CB缶のガスコンロが2つあります。一つは、アウトドアメーカーのコンパクトになるタイプ。もうひとつは、某イワタニというメーカーの昔ながらのガスコンロです。
バーベキューコンロ
キャンプといえばバーベキュー!焚き火台と併用であればOKですが、そうでなければ用意しましょう。
予備のガス、電池、薪&炭
ガス缶、電池は予備を持っていきましょう。また、炭や薪も同様に多めに持っていきましょう
調理器具、食器類
- 鍋、フライパン
- まな板、包丁
- クッカーセットでもOK(サイズに注意)
鍋です。よくあるセットもの(クッカーセット)は一見便利に見えますが、実は使わないサイズもあります。
ソロキャンプだとそれなりにセットものの応用範囲はありそうですが、ファミリーキャンプではサイズ感に不足を感じるかもしれません。単品で必要なサイズを探した方がいいです。
4人なら、18から20センチメートル径程度を選び、それにひとつふたつ小さなサイズを加えた程度から初めてみるのをお勧めします。
正直、クッカー以外のフライパンやまな板、包丁なども家にあるのを持って行った方が使いやすい場合が多いです。レベルがあがってきたら、自分の料理のスタイルにあわせて選んでいきましょう。
その他、トング、菜箸、しゃもじ、おたまキャンプで行う料理に合わせて、必要なものを持っていきましょう。キッチンタオル、ふきんも忘れずに。
食器類は、おいしさや楽しさにもつながるだけに、素材やデザインも重視して選びましょう。100均でもウッド調の食器があります。ただし、ガラスや陶器類は割れますのでご注意を。
箸は、わりばしが便利です。子どもは落としますので。小さい子がいる場合は、お子様用にはフォークやスプーンを用意しましょう。お湯を沸かすのにケトルがあると便利です。
コアラ家のクッカーは、家のものも使用しています。ごはんを炊くのはホットシェフを、クッカーは家から持ってきた鍋(ストウブとか)、食器類は木の皿などを使用しています。
コップはチタン製とアルミ製を併用しています。紙皿、紙コップは風で飛ぶので使用していません。
アルミホイル
焚き火や炭で焼き芋をする場合は、アルミホイルを持っていきましょう。BBQでホイル焼きにも使用します。
食器用洗剤、スポンジ、たわし
食器洗い用に用意しましょう。BBQで網を使用するときはたわしがあると便利です。食器用洗剤はキャンプ場によっては置いてあるところもあります。
クーラーボックス
夏場は必須のアイテムです。保冷性に優れた樹脂製のハードタイプ、さらに密封性と保冷性に優れた高性能ハードタイプ、使わないときは折りたためるソフトタイプなどがあります。
容量は、4人家族で2泊3日の場合、50リットルが一つの目安。大きすぎると空き容量が増えて冷却効果が落ちます。保冷材のほか、ペットボトルを凍らせたものを入れて冷やします。
コアラ家は、45リットルの樹脂製ハードタイプを使っています。保冷材は、某ロゴスのMサイズの保冷剤を2つにスポーツドリンクを凍らせてもっていきます。さらに、キャンプ場近くのスーパーで冷凍枝豆を追加で購入し、保冷剤代わりにします。
着替え
キャンプの着替えは温度調節できるよう、重ね着が基本です。丈夫で汚れてもいいものを宿泊日数に合わせて用意しましょう。
また、汗をかいたときに着替えるため、1、2着の予備も持っていきましょう。子どもは多めに。
防寒着
防風対策にはウインドブレーカーを、防寒対策にはフリースやダウンジャケットなどのアウターを準備しましょう。
タオル、バスタオル、歯磨きセット
キャンプ場には用意されていませんので、持っていきましょう。
レインウェア
上下セパレート式のレインウェアがおすすめです。
作業性があがりますし、強風、降雨時もキャンプ場の天気が急変した時でも撤収など作業が必要な場面があります。ずぶ濡れでの作業を避けるためにも準備しましょう。
虫よけ(蚊取り線香、虫よけスプレー)
春から秋にかけてのキャンプ場では、蚊、アブ、ブヨなど近寄ってほしくない虫がたくさん出ます。
蚊取り線香や虫よけスプレーなど用意しましょう。
日焼け止め
屋外で長時間活動しますので、紫外線にあたり続けます。日焼け止めで対策しましょう。
化粧品
女性の方は忘れずに。
はさみ
食材や購入品など開封に使います。
ゴミ袋
キャンプ場によっては、用意してくれるところも。持ち帰りが必要なキャンプ場もありますので、常備しておきましょう。
濡れてしまった服を入れておくこともできます。撤収時に雨が降っている場合は、テントをひとまず入れてしまうこともあります。
ゴミ袋は小さめ、45L、濡れたテントは90Lをおすすめします。
ボックスティッシュ&ウエットティッシュ
鼻をかむとき、ちょっとした汚れ落としなど、家庭と同じように使いましょう。
常備薬、ばんそうこう
備えあれば患いなしです。
保険証
ケガや病気で病院にかかるときに。
キャンプの持ち物【あると便利なもの】
ゴム手袋
食器洗い用にゴム手袋を用意しましょう。炊事場でお湯が出ないキャンプ場もあります。冷える時期の洗い物のストレスを軽減しましょう。
ウォータージャグ
テント近くで調理する場合やちょっと手を洗ったりするのに使います。容量は5から20リットル程度でよいでしょう。
コアラ家は、5リットルのジャグを使っています。しかし、据え置きタイプではないため、手を洗うのは少々やりずらいです。コンパクトをめざすなら、折り畳みタイプを選びましょう。
なた、のこぎり
現地で木を調達する場合や、薪が太すぎる場合になたやのこぎりを使用します。
ペグ
鋳造ペグがあると、石が多いサイトでも楽に設営することができます。テント付属のペグがプラスチックの場合は、購入をおすすめします。
火起こし兼火消壺
円筒状でふたができる兼用タイプが便利です。火おこしは、煙突効果で確実に炭に着火できます。
新聞紙
火起こし用や焼き芋など万能に使えます。湿気に気をつけて保管しましょう。
うちわ
火起こし用や暑いときに。
缶切り、栓抜き
缶詰やビンのお酒などを持っていく時に。
S字フック、洗濯ロープ、洗濯バサミ
濡れてしまった服を乾かすときにあると便利。
モバイルバッテリー
山は電波が弱くスマホが頻繁に探す動作を繰り返すため、電力消費が多いようです。電源なしサイトで、2日目、3日目に電池切れする恐れがあるならモバイルバッテリーはあったほうがよいでしょう。
保冷缶ホルダー
地味に活躍します。最後までひんやり美味しく飲むことができます。
扇風機
暑さに耐えられないかた、寝苦しくてよる寝られない方は、導入をぜひ検討してみてください。
ランタンハンガー
ランタンをテーブルに置かずに済むので、テーブルが広く使えます。
食器乾燥用ネット
洗った後の食器を乾かすのに便利です。
ホットカーペット、電気毛布
季節によっては準備しましょう。
子連れキャンプ初心者がキャンプに行くときの持ち物について紹介のまとめ
今日は、子連れキャンプ初心者がキャンプに行くときの持ち物について紹介しました。参考にしてもらえるとうれしいです。定期的に見直して改善を図っていきますので、キャンプに行く時はぜひチェックしてください。
それでは、また。
キャンプエンジョイセンター所長 コアラ